ユーザー車検の手引き書。

ユーザー車検に不合格だったら？

まずはどこがどうダメだったかという理由を総合判定の場所の係官に聞いてみましょう。 「記録紙」という用紙にもダメだった箇所が記載されています。 不具合な箇所を直し、再び検査を受ければOK！これを「再検査」といいます。 当日、時間内なら何度検査を受けても追加料金（検査料）は発生しないので、その場で直せたり予備検査場で直せる範囲の事なら、その場で直した方がお得です。但し、その場で直せないなどの理由で翌日以降に改めて再検を受ける場合は再度検査料が掛かってしまいます。その為、ユーザー車検を受ける時は午前中に予約を取って受けるべきです。

再検査料はいくら？

小型車なら1400円。普通車なら1500円。 小型車とは４，５ナンバーのことをいい、普通車とは３ナンバー。

当日に不具合箇所を直せる時は？

自分で直せるところは直し、自分では出来ないけどその日の内に修理工場で直せるなら持込修理や交換をしてもらいましょう。また、光軸やアライメントの調整などなら、車検場周辺にある予備車検場で直せますので、その場で直してしまいましょう。当然テスター代が必要となりますが、車検自体の日程を延長するよりはよっぽどマシです。直ったら運輸支局（車検場）に戻り再検査を受けましょう。

直し終わって再検査を受けるには？

受付手続きは不要ですので、直接検査ラインに行って下さい。検査ラインの入り口付近に電話（もしくは検査官が立っている）があるので、「再検です。」と伝え、不合格になった部分・場所のみの検査を受ければＯＫです。 再検が終わったら総合判定を受け、合格であれば受付に行って新しい車検証と検査標章を受け取り検査標章を張り替えて終了！となり、晴れてユーザー車検合格です。

その場で直らない時、後日再検査を受ける時は？

後日改めて再検を受ける場合は、不合格になった時点で限定自動車検査証という書類を発行してもらいます。その1とその２と二部構成になっていてそれぞれ意味があります。まず、その１には運行できる有効期間が記載されています。見た感じ車検証と類似しています。ちなみに有効期間は最大で１５日しかありません。その２には不合格になった部分・場所が一目でわかるようになっています。指定工場や修理工場に持ち込み迅速に修理してもらえるようになっています。

指定工場に持ち込む場合は？

指定工場、つまり民間車検場に持ち込んで修理・検査をしてもらう場合は、指定工場（民間車検場）で検査そのものは完結してくれます。指定工場（民間車検場）で検査を終了した後、「限定保安基準適合証」という書類を発行してくれますので、その書類を持って陸運局に行き、受付をすれば、検査ラインを通す必要が無く、新しい車検証を発行してもらえます。新しい車検証の発行数料は1,100円。車検場には予約不要です。勿論指定工場の修理代・検査料・書類作成代などの費用はかかりますので、そのつもりで準備しておきましょう。

認証工場に持ち込む場合は？

認証工場には車検場と同じ検査設備が無い為、不具合箇所を修理した後、通常の車検を受ける時と同じで、車を運輸支局（車検場）まで持込受付を済ませ、検査を受けます。車検場には予約不要。 新しい車検証の発行手数料は1200円。